トラックドライバーの仕事ってキツいの?ほんとのところはどう?

トラックドライバー関係

この記事では、トラックドライバーへの転職を考えている方のために「トラックドライバーは本当にきつい仕事なのか?」について説明します。

ここ数年、何かと注目をされるトラックドライバー。転職先としても注目されているみたいですが、昔からのイメージで「きつい」「しんどい」「大変」と言うのが中々離れないです。

最近色々あって転職を考えている人が思う「実際本当にきついの?」楽そうに見えるけど。と言うところを実際に4Tトラックドライバーをしている僕からお答えしていきましょう。

まずはトラックドライバーの仕事と言っても多岐に渡るので、僕のわかる範囲で詳しく伝えていきますね。転職の参考になればと思います。

トラック運転手の仕事がキツいと言われる理由

トラック運転手の仕事がキツいと言われる理由は色々あります。就職活動では見えてこない、一般的なサラリーマンと違う主な所から紹介していきたいと思います。

労働時間が不規則

一般的なサラリーマンは朝9時に出勤して17時に退勤といった感じで時間が規則的だと思います。

しかしトラック運転手は仕事によって、行き先によって出勤時間が変わります。食品関係の配達なら朝早い事が多いので、朝3時に出勤とか5時に出勤とか良く有ります。

僕は家電の配送ですが、大阪から神戸まで下道で走るので朝6時に出勤してます。朝9時から荷下ろしが始まるので間に合う様にとなるとこの時間です。

でも、近い所での配達とかになると朝8時とか9時に出勤とかもあります。3時出勤の次の日に9時出勤とかも普通に有ります。

そして帰る時間ですが、次の日に配達する分を荷積みし終わったら、あるいは次の日に荷物を積む事も有るのでその場合は配達が終わったら、つまり仕事が終わったら帰れるのですがこれもばらばらです。

荷積みで2〜3時間とかの待機時間とかがある場合が多いので、積み込み始めが15時くらいからとかになると帰るのは17時くらいとかも有りますが、その日や時期によって本当に変わるので早ければ15時に終わる時もあれば23時に終わらない時もあります。この時の次の日の朝が本当に辛いです。行き先によっては3時起きとかは変わらないですからね。

僕の中で一番は朝3時起きで出勤した日の終わったのが0時半。次の日の朝が4時起きで出勤して配達し翌日の荷物の積み込みが終わったのが21時くらい。この時は帰りの記憶が余りありません。(笑)

体力仕事

トラック運転手は体力仕事な事が多いです。これは僕の仕事がいい例かと思います。

家電の配送なので家電製品を積み込んで配達しています。

大きくない荷物はカゴ台車に詰めて運びますが、このカゴ台車の重さが中の荷物によりますが大体200〜300kg。カゴ台車に乗らない大型家電、冷蔵庫や洗濯機やTVやエアコン等はバラ積みなので100kg前後の荷物を手作業で積み込まないといけません。

積み込むだけで大変なのにこれを下ろさないといけないので、作業が本当に大変です。少ない時やカゴ台車だけの時は楽ですが、ほぼ毎日大型家電はあるので積み方を考えながら下ろす順番を考えながら毎日倉庫番やテトリスと言ったゲームをリアルでやってます。

運転時間が長時間

トラック運転手は長時間運転しないといけません。これは長距離運転手だけではなくて近い所の配達でもそうです。

長距離は大阪から東京とかなので長時間運転に必ずなりますが、短距離でも高速を使わずに運転する事がほとんどなので3時間とかの運転時間は当たり前にあります。

プライベートで中々長時間の運転をする事が無いので感覚がわからないと思いますが、腰や肩と首にストレスがかなりきます。

トラック運転手に腰痛持ちが多いのはそのせいです。僕も最近腰痛が出る様になってきて、運転中に座る体勢をこまめに変える様になりました。

腰が痛いと何をするにも響くので、これの対処が重要ですね。

家に中々帰れない

トラック運転手は家に中々帰れなくなります。

上述している様に、短距離の仕事でも労働時間が長くなりやすいので家にいる時間が少なくなりますし、長距離だと週に1〜2回しか家に帰れないとかが当たり前になります。

独身の方は気にならないかもしれませんが、家族がいる方は協力を得られないと続けるのは難しいでしょうね。

僕の場合は理解してくれているので長距離の仕事で家に帰る日が少なくても、短距離の仕事で家にいる時間が少なくても何とかやっていけてます。その代わり休みの日はしっかり家族と一緒に過ごす様にしています。

トラック運転手が仕事を続けられる理由

トラック運転手の仕事がキツいと言われることを紹介してきましたが、そんな仕事を続けられる理由を次は紹介していこうと思います。

一般的サラリーマンでは中々有り得ない事が多いですよ!

自分の好きな空間にできる

会社による所はありますが、トラックのキャビン内を自分の好きな空間に出来ます。

運送会社は結構一人一車制の所が多いので、自分以外の人が与えられたトラックを運転することがほとんど無いんです。なので、常識の範囲内であれば自分がリラックスできる空間を作る事は許されています。

よくあるのがシフトレバーをクリスタルのものに変えるってのが有りますが、カーテンを自分の好みのものに変えたりスピーカーを増設して音響をよくしたり。

この辺りは短距離の運転手でもある範囲ですが、長距離の運転手になるとほとんど家です。(笑)

お風呂セットはもちろん常駐してますし、ケトルや冷蔵庫が有ったりします。もちろんカップ麺も常駐してます。

運転席の後ろにある仮眠ベッドに布団を持ち込むだけでは無くて、電気毛布も持ち込んでいたり。
もうここで生活出来ますよね!ぐらい色んな物があります。

その日の仕事が終われば早い時間でも帰られる

普段遅くなりがちなトラック運転手の仕事ですが、たまに凄く早く仕事が終わる事があります。そんな時は会社によりますが終わったら何時でも帰れます。

普段から労働時間が長くなりがちなんで、早い時は半日しか仕事してなくても終われば終了です。
僕の場合はあんまり有りませんが、8時に出勤して15時に退勤する事は何回かありましたし、他の先輩はお昼過ぎに帰る時があったりします。

たまのご褒美だと思って無駄に残ったりせずにみんなさくっと帰ります。(笑)

すごく楽な仕事がある

体力仕事が多いトラック運転手ですが、これもたまにすごく楽な仕事があるんです。

手積みしたり重たいものを引っ張ったりする事が多いんですが、たまにトラックのウイングを開けてフォークリフトで荷物を積んでもらって下ろす時もフォークリフトで下ろしてもらうって言う、運転手が何もしなくても終わる仕事があったりします。

この時は嬉しいですね。運転だけで仕事が終わるのは中々無いんで。これが続いたりするといつもの仕事に戻るのが嫌になります。

自由に休憩ができる

長時間運転したり労働時間が長かったりするトラックの運転手ですが、時間に余裕があれば自由に休憩が出来ます。

時間に余裕が無いとさすがに休憩は難しいですが、余裕がある時は何時間でも休憩が出来ますし長時間運転する場合は4時間で30分の休憩を取らないといけないので、こまめに休憩を取ることが出来ます。

仕事がキツいのは会社による

キツいと思うところ、いいと思うところと色々と紹介してきましたが、結局は会社による所があります。それを紹介していきたいと思います。会社を選ぶ際の参考に是非して下さい。

休みがちゃんとある

大手企業や一部の中小企業は週2回の休みがきちんと有ります。祝日も休みがあったりします。人数がある程度そろっていると休みを回す事が出来るので、シフト制にして月の休みを確保できたりします。

あるいは仕事内容が元々週末が休みだったり祝日休みだったりするとそれに合わせて休みになる事が有ります。そこをしっかり休みにしてくれるか、別の仕事を入れられて出勤になるかは会社によります。

僕の場合は休みを確保してくれる会社です。規定の休みに仕事が入って休みが無くなっても代わりの休みをもらえるか、休日手当てにするかの選択です。

残業代や賞与がある

長時間の労働時間になりやすいこの仕事でよく聞くのが、残業扱いをされないだったりみなし残業があるからいくら残業をしても変わらないって言う事が有ります。

実際問題これは違法行為に当たる場合があるので会社を選ぶ際にしっかりと確認をしないといけないですし、自分の会社がもしそう言っているのなら然るべき対応をするべきでしょう。

賞与があるのと無いのではモチベーションが変わりますよね?時期的に難しい事もあると思いますが、会社として少しでも賞与としてくれる所を選びたいですよね。

大手企業では残業代や賞与が有るところが多いので、これも入社する前にはしっかりと確認しておきましょう。

福利厚生をちゃんとしてる

福利厚生をちゃんとしているかも重要な点だと思います。

会社によっては本当に何も無い所が結構あります。有給休暇だったり、資格取得補助だったり。トラック運転手は意外と資格を必要とします。その際に自腹で取らないといけないのか、会社が出してくれるのかで全然変わります。

ここも良く確認しておきましょう。

まとめ

色々と紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか?

噂やイメージでキツいと思われがちなトラック運転手の仕事ですが、会社次第で如何様にも変わると言うのが実際です。

就職活動は会社の言う事だけを聞くのでは無く、紹介した事をしっかりと会社側に聞いて失敗をしないようにして下さいね!

人生の大事な転機ですので、後悔の無い様にしていただければと思います。

最後まで読んでいだいてありがとうございました。

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